▼ブログ帰農人

知る人ぞ知る真澄屋のあちが綴る週間コラムです。「街を耕す八百屋:真澄屋」と、無農薬農園「真澄農園」を経営。子供は6人。


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■ 2011年12月23日

百姓のご褒美

 真っ暗な5時過ぎに、帰ろうとすると、いつも金星と火星が迎えてくれる。
西の空に金星が現れて半月、だいぶ上がってきた。
数ヶ月前から東の空に輝いていた火星も中空高く登ってきた。
そのうちお月さまもご登場、3つが絶妙な配置になることもあり、毎日見とれてしまう。
百姓たちへのご褒美だ。

 いよいよ糀屋さんが始まった、これから3月まで日々の仕事となる。
種糀は江戸川台の漬物屋さんから買っていたが、いつ行っても閉まっている、つぶれたらしいので秋田の製造もとから取り寄せたら70g800円で買っていたものが1200円、とりあえず10個が手元に、高くてもこれで大安心、気を入れてさあ、初めての仕込みと米を蒸かそうと思ったら桶の中の昨日から浸しておいた米がだいぶ減っている、何が起きたのだと慌ててマコトに聞いたら、予約注文が入っている2件のお店に入れたという、何の迷いもなく浸しだけの米を糀として出荷しようとしてたのだ、慌てて箱から取り出すと袋の「こうじくん」とか書いてある。
怒る気はさらさらなかった、気持ちの原因が知りたかった、今後出会う若者たちも同じだろうと、問いただしたら、効いたらしい、翌日パソコンや本屋を巡りその翌日は畑でネギを掘りながら「大切な仕事を汚してしまいすみませんでした」と泣きながら謝ってきた。
これも最上のご褒美だ。
さあ、あと8日。

日時: 14:34 | パーマリンク



■ 2011年12月18日

はらいたまへ ふるいたまへ

 腐植、つまり有機物を田畑に入れ続けると隙間だらけのころっとした土が段々多くなる、団粒構造という。
保水、排水性が良く、様々な微生物も住み着きやすくなる。
かなり良くなってきたのが見た目でわかる、まだ粘土の固まりのようなごろごろ土の所もあり、そこではやはり育ちが悪い、植物性の堆肥をもっと入れなければダメだ。
土を見る目はまだほとんど素人だがここまででも10年かかった。
次のステージはその団粒構造の土や投入し続けた炭やサンゴなどに醗酵菌が住み着き冬でも土の中での醗酵が進むようになり様々な虫たちの世界が増殖され調和のとれた自然界の姿が現れる。
そして腐食が土と結合される時放射性物質も一緒にがっちり固定されまた炭等の中に取り込まれ根からの吸収を阻む。
反対に化成肥料や農薬などの化学物質はセシウムたちをも元気にしてしまう、化学反応が好きなのだ。
わずかな人や家畜の糞を利用して手に入れられる草を全て醗酵させてきた数千年のこの島の文化は人類の宝物、やはりこの国は一番の得意技を磨き貢献しないでどうするとの思いがまた少しこの年末に燃え上がってきた。
「山本あまよかしむ」と名乗る彼女の超自然編み物作家がうちのワラででっかいガメラを編んでくれた、「このガメラは放射能を吸い取るから正月7日に燃やせ」と、その習慣を流行らせたいという。
「良い正月、超きそう!」との気持ちが燃えた。

日時: 14:40 | パーマリンク



■ 2011年12月09日

けっこういい年だったかも

 今年は研修生の当たり年、毎日のように数人が通ってくる。
みんな本気で農の世界を望んでいる。
どんな仕事も懸命にこなす。
みんな30才でこぼこ、3月から週末は青戸から仕事のバイク便の単車で必ず来ている圭介は、2月に妻子共々宮崎の都城で百姓生活を開始する。
ゴールキーパーとしてプロをも目指したど根性男にはためらわず大変な仕事を任せたがくじけなかった。
ミコちゃんは彼と共に田舎での多角的展開を目指している。
彼は厳しくて、たとえ仕事でも勉強にならないものだと「なに仕事なんかしてんの」と怒られるからと、週3日以内の仕事しか探せない、そして3.4日三郷から通う。
先日からふるい仲間の根津の屋のレストランでも働き始めた。
今日は耕運機デビュー。
9月より月、火、水は研修あとは警備員の草加のジュンジュンは来春からの我が農園でも仲間入りを目指す。
最近日曜日には錦糸町から自転車で片道2時間近くかけてくる40才バツ一のゴルさんは完全変人、自然療法の東城さんの教室で一年間鍛えられ、まずは墓を成田に買った、全財産で、「その墓に誰が線香上げんの?」「まずは墓が基本、勿論これから結婚して子供も」と平然。
その他1週間位の短期もちょくちょく入る、毎日研修と仕事の割り振りに頭を悩ましていたが、だいぶ慣れてきた、面倒だという気持ちはかなり薄まった、ジジイには早いぞと天使たちが引き上げてくれる。

日時: 12:12 | パーマリンク



■ 2011年12月03日

家族、仲間にラブ注入

 直売所に売れ残りの野菜を引き取りに行くのが辛い、毎日山ほど戻ってくる。
でも高温の影響で畑にも野菜があふれているのでどんどん収穫し、毎日残り物を袋から取り出し出し畑に帰す、修行だね。
まわりの農家も皆同じ、暗い、風向きは変わらない、市の広報には常に放射能の記事が大きくしめている。
種屋のおばさんまでメルトダウンなどと言い出す、必ず風は変わるよと言い続けてもみんなの心の闇の重さがきつい、なんともいやな師走に突入、ともかく寒くなれ、みんなで暖かい鍋を突っつけ、家族や仲間の団らんで心が温かくなれと毎朝温度計見つめている。

 箱入り子猫がスズメを捕らえきれいに食った。
これでかなり一人前、猫社会の中で生きていける、良かった。
貝人が頑張ってきたえてくれた。
ペットフードは嫌い、家の残り物で育てたい、それもうまくやってくれた、何でも食う、カブもほうれん草の根もよく食べる、上等だ。
住み込みスタッフのマコトも半年をすぎ、野菜への目つきが確実に変わった、身体に溜まりにたまったジャンクフードがぬけてきたかな?、まだ殺気を少し感じるからもう少しだね。
ともかく少しでもみんなが元気だせるようにするしかない。
状況が悪化するほど家族や仲間が大切になる、戦乱のパレスチナのガザではストリートチルドレンはいない、親族や仲間が必ず面倒をみる、人の基本だ。
大和の国は???。

日時: 11:54 | パーマリンク