▼ブログ帰農人

知る人ぞ知る真澄屋のあちが綴る週間コラムです。「街を耕す八百屋:真澄屋」と、無農薬農園「真澄農園」を経営。子供は6人。


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■ 2010年03月28日

たそがれも また 美しい

部落の百姓が3人も引退してしまった。
農業収入を得ている人はあと数人、ついに3千年の農耕の歴史が一つの終焉を迎える日が目の前に迫ってきた。
みな病気だ、65才のでかくて病院嫌いの元気な植木屋のSさんは具合が悪いと町医者に、すぐに癌センターを紹介され、抗がん剤の副作用ですぐに亡くなってしまった。

部落が自治会に変わるのも間近、その中で勢力を伸ばしている我が農園は下手すると目の上のたんこぶ、なるべく頭をたれて、できれば手だすけをと常に心していかねば。
たぶん国中同じような様子だろう。
力あるものよ、一刻も早く農村に入れ。
たそがれも美しい。

テントウムシの交尾ぶるぶるを発見したヘルパーかずちゃん、今度はカタツムリのを見つけた、「昨日はハトの交尾を見た」と交尾ついてる、だがカタツムリは共食いだったみたいで数時間後空っぽの殻がそこに落ちていた。
カマキリと同じかな?

桜の頃に真冬並みの寒さが続く、昨年までの農業日誌は役に立たない、あと一月もしたら田植えを迎える、信じがたい、いっぺんに春がやってくる北国みたい、おかげでどぶろく君は最高に仕上がった。

日時: 14:38 | パーマリンク



■ 2010年03月19日

妖精はいる あつしもまた

「毎年よ 彼岸の入りに 寒いのは」(正岡子規)。
この句は子規の母が言った言葉だそうだ、暖冬がしばらく続いていたので、珍しく平年並みの寒さを味あわせてくれた今年の寒気団は桜の開花直前に最後のエールの冷気をプレゼント、間違いなくこれからの花や新芽は鮮やかでしょう、この国には冬の寒さが必要です、それが自然や文化を支えてきた大きな要素、海水浴場まで禁煙にする案を神奈川県で全会一致で決まったそうだが情けない、文化的崩壊が確実に始まりだした、禁煙や老化にメタボ、何を恐れているんだ、暖かい冬の方がずうっと恐いぞ、本気で温暖化と戦える時が来た、世界中で手をたずさえて目標に迎えることができる状況ができた、どんな風に変わっていくだろう、どんなことに関われるだろう、きっと忙しいからゆっくりやろう。

天龍村に帰農した「あつし」が泊まっていった、知り合いの葬式だそうだが、10月に始めての出産を控えた連れのピグのつわりとわがままに耐えかねての逃避行が本音、真剣に百姓に取り組んでるがどこか間が抜けていて「年収46万じゃ、パパやばいよ」と、精一杯のアドバイス役に立てば。

日時: 16:11 | パーマリンク



■ 2010年03月12日

小便は菜花にかぎる

「ワークシュアリング」いう言葉が消えた。
失業率が日々論議されているのに何故か「ワーク~」は出てこない。
企業でも公務員でもその仕事一筋ばかりでもないだろう、給料は少なくなっても週に数日違う仕事をしたい人はけっこういるでしょう。
衣食住、教育、芸術、介護等、それぞれの分野で報酬を得たり遊んだって良いではないか、日本全体の経済は貧困国に比べてまぶしすぎるほど豊かだ、しかし人間の関係がばらばらなので心配で一人一人の経済で妙に金に頼らざる得ない。
国会等で様々な既得権益が問題にされているが、普通の企業や公務員も貰いすぎだと思う、家や学費のローン、老後の蓄えで大変と言うが、そんなこと日々考えてるから、家庭も地域もへたれる、その日一日出会う人、様々なものを大切につきあっていれば幸せは重なり増幅し続け先の心配はだんだん消えてゆき、「はい、それまーでーよ」でよかっぺ。

うちの便所は昔風、男用の朝顔が隣部屋にある。
先日そこに白菜のトウをさした花瓶があった、マサさまだ、年に数回ある。
数十もの蕾が膨らみ、ちょっとづつ花開く様子を小便しながら見れる。
風流だね

日時: 16:14 | パーマリンク



■ 2010年03月06日

人類3千?回目の稲作開始

いよいよ稲作の始まり、種籾を塩水で選別する「塩選」、60℃の温水で殺菌する「湯選」を行い、眠りを覚ます「水漬け」に入った。
平均水温×日数が百時間以上で休眠物質が流れ去り、発芽が揃う。
秋までうまく面倒見切れるかやはり不安だ。
が、何とかなりそだな、とのかすかな安堵感も生まれた。
一応15年以上稲作は続けてきた、失敗もひと通りやってきたし、昨年始めて成功した「チェーン除草関連技術」はたぶん今年も再現できる可能性は高い、あとはある程度の安定した収量と食味の向上。
成功すれば人に伝えられる。
数年でできると、始めた当初は思っていたが16年、恥ずかしい。
周りの百姓たちはみんな見ている、人目を極端に気にする農家たちなら恥ずかしくってたまらないようなヘマを平気で続けるオラたちは異星人、でも根っからの百姓たちもあと5年もすれば絶滅危惧種、現在の低価格競争が続けば畜産も含めた農業全体が壊滅し自給率向上なんて夢のまた夢、まあいいか、一度悪夢を体感しなければこの国は変われないようだから。

ヒバリが気持ちよく鳴き出し、オオタカのデートが見られミミズも動き出した、春。

日時: 15:44 | パーマリンク