鶏の霊と新年のやり直し
今年は仕事初めより忙しかった。
暮れからの寒波のせいだ。
全国で野菜の生長が鈍り、寒さで増える需要に追いつかない、探し出すように野菜を収穫するのは時間がかかる、その合間に防寒対策にネットやトンネルをかけ、ハウスの隙間を小まめに塞ぐ、水道関係も数箇所で破裂、日々追いかけられ正月気分は吹き飛んだ。
ちょっと落ち着いた今日、でかくなり狭いヒヨコ小屋の少女たちと2年以上たち産卵が極端に減った姉さんたちの入れ替え作業を実行、つまり姉さんたちを絞めたのだ。
いつもこの時期には自然淘汰され数匹しか残らなかったが今回はみんな元気で10羽以上の首を切った。
みんなで羽をむしり肉を醗酵させるために小屋の中に干し終わった午後に飲み始めたらやけに酒が進み、百姓仲間の哲&友ファミリー来訪もあり百姓談義に花が咲き、正月が戻った気がしてまたまた飲んじゃった。
数時間コタツで横になったあと妙に喉が渇き、水やお茶を飲み続けた、酒だけのせいではなく、と殺作業の興奮が抜けないのだ。
闇の中数度外に出るたび鳥たちの霊を意識し怖い、初めてだ。
今度は寝れない、困った、又飲むしかないだろう。