白鳥はきらいだ
もう十年以上、上3匹のあんちゃん達とは旅をしていない。
30過ぎた圭太と25の伊邪那とマサとで、秋田のマサの故郷へ、一泊二日の結婚式参加の旅、兄さんの一人息子が嫁をもらう、崩壊寸前だった家に天使の女神が嫁いできた。
婆ちゃんが死んじゃったら足が遠くなるなと寂しく思ってたので感激だが信じられなかった。
自殺者NO1の秋田の生活はきびしい、新潟に次ぐ米の生産量を誇るり温泉だらけの秋田ははるか昔から豊かだった、米作ってるだけで家が建った。
が、米の価格は下がり続け、特にこの十年間で半額になり、常に豊かだったこの地域は耐え切れなかったのだと思う。
しかしここ数年見栄の張り合いもかなり引っ込み助け合いの心の連鎖が芽生えた気がする。
家に入るよといったのも嫁さんだし、結納もなし、旅行もなし。
でも心配は尽きない、ベビー光臨ともなればまた祝いにいける。
ともかく婆ちゃんは今最高の日々を送っている、少しでも長くつづけてほしい。
まわりの田んぼでは十月にわたって来た白鳥がいっぱいだ。
ガウッーガウッーと朝夜を問わず鳴いている。
群れなして飛んでいたりもする。
どうもこの光景に慣れない、ちょと前はいなかった、何匹かもってけ、だって。