▼ブログ帰農人
知る人ぞ知る真澄屋のあちが綴る週間コラムです。「街を耕す八百屋:真澄屋」と、無農薬農園「真澄農園」を経営。子供は6人。
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■ 2009年06月27日
化け地蔵は生きていた
新型インフルエンザ発生で休校中の麻実と貝人は家からも出られずリズムを崩していた、お使いを頼んだら二人とも出られる喜びをもろに出していたので山に連れ出すことに決めた。
マサもクルもいけないけど今しかないと日光の鳴虫山を登ってきた。
少6で長距離やサッカーをしているチビの貝人は走り回っている、足など全然疲れないという、剣道部から家庭課部になり最近丸みを帯びてきたあさちゃんは下る時に時々ある登りに「もうやだ」と連発、実は俺もきつかった、50才を実感、山全体が鹿沼土なので柔らかくダメージは小さい、山を下ると華厳の滝から落ちた清流が怒涛のごとく岩を削っている含満ヶ淵、その流れの音が真言に聞こえると川沿いの道は修験者の寺であり百体位の石仏が真新しい毛糸の赤い帽子とよだれかけ?をし、それぞれに違った顔と苔の模様が妙になまなましく、こころねを正しなさいと響いてくる、アミニュズムと仏教の融合、日本のこころの形のいったんを見たようでけっこう感動した。
晴れた日に畑から遠くに見える日光連山のパノラマを間近に見、今後風景に親しみを増すだろう、男体山、女峰山。
日時: 14:41 | パーマリンク
■ 2009年06月20日
やっと、やっと、見えてきた米作り
15年米を育てていて初めて納得のいく草取りができている。
昨年開発されたチェーン除草が効き、田んぼ全体の草の数が圧倒的に少ない為除草機を入れてもまだヤバイ田んぼは数枚であり、これなら最終手段の手除草もやる気持ちが起きた。
いつもならこの時期「今年もやっぱりだめか」と田んぼに行きたくなくなる、そして10日もすれば悲惨な状況に何らかの除草作業を決行するが、すでに草たちも根をしっかり張り苦労は数十倍になり疲れ果てあきらめ、草たちのために困難な収穫作業と少ない収量を日々思い浮かべ「こんなんじゃ、周りの人に、有機で作るべ、命を増やそうよ」なんて言えない現実に心が日々重くなる。
先週から3日ほど田んぼの草取りができた。
重労働の大名詞の作業だがとっても嬉しい。
ひたすら泥をこね回す、ドジョウやタニシ、時にはカメも手に触れる、何より直接稲の根に触れるのは田んぼだからこそ、穂が孕んだら根はいじくれない、あと10日どれだけできるかな、新型インフルで休校の麻実と貝人を誘ったら「ぜってーやだ」だって、バイトと学校で疲れているくるみも何かと反抗、山には連れてくぞー。
日時: 14:33 | パーマリンク
■ 2009年06月13日
爺さん、あんたはイタリア人か?
イズは手作りの名詞を用意していた。
恒例の看護学校第1日目の参加女性はみんな主婦でだめ、2日目は5,6人に圧倒されてこれまた手渡せなかった。
押しが足りない、つれあい探しも大変である。
この所よく来る60半ばの百姓Aさんは若い女性を見るとすぐに誘いをかけまくってくる。「潮干狩り行くか、バス運転できっから」、「さつま芋の苗挿しやっか、高額バイト、草取りなんかさせねぇ」とか次々と攻撃がかかる、電話番号も3回くらい聞く。
仕事もやり手で危ない危ない、「少しは見習わなくっちゃ」、「ほんとそうですよねぇー」と答えるイズにトマトの葉に引っかかっていたカッターを返した。
以前胸の高さの葉に乗っていたのを拾い尻のポケットに入れてあったのがまた落ち、またまた中段の葉の上に乗っかっていたことを話したら、「落ちなカッター?、だめじゃん」とマナブとイズは大笑い、良き出会いを頼むぜ神様。
田畑の方は梅雨入りの頃から夏野菜も野の草たちも成長力がいきなり加速する、夏草との対決も初めてな2人には最高の体験だ、2人とも草むらのヒバリのヒナやヘビを切ったりしては大騒ぎ、そこからだ。
日時: 16:03 | パーマリンク
■ 2009年06月06日
庭のとりは消えた
6月、田んぼの草たちとの勝負の月、草がしっかり根を張る前に対策をこうじないと平気で数十倍の苦労がやってくる。
水位調整やチェーン除草などで草たちの数は昨年までと比べて格段に減少、エンジン付き除草機を転がしながら、「有機米に挑戦して15年、初めてまともな米作りができるかも」と田んぼの中を機会を操作しながら10kmほど歩く苦行の中でも静かに興奮が何度も沸いてきた。
「積み重ねが花開く、でも15年は長すぎるよ」なんてぶつぶつ、まだタヌキの皮算用、気を引き締めねば。
婆コッコがご臨終、最後は歩けなくなっていたので作業小屋の片隅に置いた次の日水受けに頭をのせてさわやかな顔して寝ているようだった。
その時はオンコッコもしめる事になっていた。
やっぱりイズだろう、農大で散々解剖とかしてきたのに絞めたことはないという、中々頚動脈をスパッと切れない、押さえていた貝人が「かわいそう」なんていうからイズはあせる、解体も力が入りすぎて危なっかしい、次の日プロのコックのマナブが料理、やっぱり硬かったが食べた後身体が火照るのがわかった。
次の朝イズ君は墓に1人で手を合わせていた。
日時: 14:50 | パーマリンク