マサ茶 輝く
「新芽が丁度いいよ」、と局長さんから声がかかった。
生垣の茶を摘ませてと頼んでおいたのだ。
数人で2時間ばかり丁寧に摘み取り大ざるいっぱいになった。
1分ほどさっと蒸したらホットプレートに紙をひき茶葉の表面が乾いたらもみ上げ内部の水気を出しまた乾燥のくり返すこと数十回、2時間ほどかかる、マサが丸二日取り組んだおかげで500グラム位の茶ができた。
最初はもったいなくて少ししか入れないので薄く感じたが、いっぱい入れると苦味も甘みもちゃんとありご立派、味や香りを損なわないように考えられた茶作りに日本人の感性が沁み込んでいた。
次は2番茶だ、今度は俺が揉むぞ、手がきれいになるかな。
有頂天生活のくるみはロック部に入部、ベースを始めた、仲間が泊まりこんで練習などしている姿はまぶしいほど青春、でも色々あるようで「今、学校に行けなくなるのがとっても怖いんだ」などと長電話してたりもする。
帰りが遅くなることもあり、いよいよ貝人が料理当番、うどんやカレーなど聞きながら楽しそうに作ってくれる。
彼も6年生になりギャングエイジが収束、急に物分りが良くなった。
変わるもんだ。