なごり雪にひな祭り
数日前に婆さんコッコが姿を消した。
何者かに襲われたのに間違いないとあきらめていたら、数日後EM菌を培養している温かいタンクの隅で隠れていたのを発見、家族みんなが喜んだことが更に嬉しい、情は移るんだね。
もうかなりもうろくしており足腰が弱く、高い寝床から飛び降りるのにも一苦労してるのに、若く体重が倍もある雄コッコがすきあらば乗っかってくるのでとても嫌がっていた。
逃げたのだ、かくれんぼはまだ続き見つかっていない、残された若だんなは途方にくれて探し回っている、いい気味だ、婆さんが死んだらお前も食べられる運命、しかたないのだ。
高校受験を終え自信たっぷりのくるみちゃんは遊ぶ予定を立てながらルンルンとしていたが新聞の解答で採点して一瞬で真っ青、思っていたよりできてなく点数が足りないとシクシク、真夜中に母ちゃんの寝床にもぐりこんで来た。
ここ一ヶ月間始めて勉強を頑張った、高校も自分で選んだ、自分で決めて事に向かった事実が一番大切なことだ、発表は5日後、結果はどうあれどうにでもなる、大丈夫、心が壊れてなければ何とかなる、支配からの卒業に祝い。