今年の安悟賞は寂聴だ
秋田、鬼頭(おにこうべ)温泉には、以前営業を停止していた岩風呂の宿を、マサの母が管理していたという縁の深い施設がある。
50㎡の一枚岩を切り抜き、二つの浴槽の周りの水路には70度の源泉が流れていて、それを浴槽の入り口で石やタオルで流れを調節し、温度をコントロールする、きわめて原始的な風呂なのだ。
1人500円、数名で貸切は30分まで、湯沢駅で北海道帰りのチビ3匹を拾い、みんなで混浴、なんともいいものです。
マサはみんなの垢とりに夢中で、おらもタワシを見つけて麻実の垢すりに参加、少し背中をこすってやった。
田舎の疲弊は確実に進行している。
到着早々3軒の新盆を回って様々な大変な生活模様を見聞きし、色々わかった。
もう少しでどん底になる、いいかも知れない、みえも消え、あとは笑うしかなくなる、その兆しも見える。糠塚という30軒の部落は田んぼの海に浮かぶ孤島だ。
ここ数年でトンビが絶滅した。
確実に農薬の撒きすぎだ。
カメムシによる害により2等米に落ちることを恐れすぎている。
田んぼの生き物のことなどかまっていられる状態じゃないのは痛いほどよくわかる、1表18000円の出荷価格を国内の基準にすれば、田舎は生き返る。
決して無理な値上げではない。
秋になったね。