▼ブログ帰農人
知る人ぞ知る真澄屋のあちが綴る週間コラムです。「街を耕す八百屋:真澄屋」と、無農薬農園「真澄農園」を経営。子供は6人。
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■ 2008年01月26日
里帰り
良く冷えている。
水を張った木樽の氷は厚さ2センチ以上、上に乗っても割れない。
山陰の田んぼでスケートしたことを思い出す。
お手本のような寒い冬にとても安心をおぼえる。
農作業も予定どおりに進めればよい。
股引3枚と靴下3枚で寒風の中の野良仕事もそんなにきつくはない。
温床のトマトも本葉が出始めた。
鉢に移植しなくては、春はもうすぐだ。
この5日間、相棒のイッシーが大分に里帰りしている。
今度の秋すぎに夫婦で実家に戻り百姓生活を始める。
8年間うちで百姓をし40歳を向かえた。
働き始めた頃は実家との付き合いは薄く手紙や電話さえもほとんどしていなかった。
百姓をするのなら家族との付き合いはとても大切で実家が農業をしているのならなおさらである、いずれ戻って田畑を継ぐことも考えておいた方がいいと盛んに進めたのはこちらである、彼の決断には感慨無量ではあるが実際にえらく困ったもので、新たな人材を探し育てるのはどうしようと毎日考えている。でも1年も前に話してくれたイッシーに感謝だ、きっといい出会いがあるだろう。
今回の里帰りは里帰りの下見であり向こうでいい出会いがあればと祈る。
マサは「やっぱりだめだよ、こっちにいるよとなればいいのにね」と言うが俺も本音は同じだ。
いずれにせよ残り少ない日々を充実させ、気持ちよく送り出せるように心がけよう。
あー神様って感じ。
日時: 15:54 | パーマリンク
■ 2008年01月19日
中島みゆきで耳なおし
あーあ、頭が狂いそうだった。
従兄弟の中学生が泊まりに来ててくるみと一緒にジャニーズ系のアイドルのビデオを午前中いっぱい夢中で見ていた。
この前もコンサートに行く為の名入りうちわなど作ったりしていたし、見守るしかないが、今朝は「こぶ漬け」用の干した大根を細かく刻む作業を同じ部屋でしてたので聞かざるえない、次第にとても落ち着かなくなり、マサに言ったら「とうちゃんがインド音楽なんか聴いてるのと同じだよ」と、「あっ、そうか」と妙に納得、次に干す大根でも洗うべと外で準備してたら小4の子どもたち4人が米作りの聞き取り調査に来た。
約束はしてあった。
デジカメや録音セットも持参、とてもしっかりしていてとても気持ち良く話すことができた。
おかげでジャニーズはすっかり吹き飛んだ。
古紙偽装問題は全国民にとってとても辛い、何とか出口を探そうとみんな熱心に分別を心げた、でも政府も企業も本気ではなかった、やはり経済と利権が最優先であとはその場しのぎ、この構造の変革は大変に難しそうだ。
この問題を期に林業を本気で考え直したらどうだろう。
材木だって紙だって高くてもいいではないか、使い方を工夫するのは民だ。
豊かな山河や田畑や海を取り戻すことが国の基本と根付き産業構造もそこに付随する流れができたら世界から愛され、貢献できる国にきっとなる。
日時: 11:27 | パーマリンク
■ 2008年01月12日
バカ猫?はしぶとい
居間には2つの素敵な観賞物がある。
一つは薪ストーブの上に干してある大根だ。
早く干しあがるように下から包丁を入れ4つ割りにしてあるが、乾く度にタコのようにめくりあがり、また大根自体も形の悪い物なので凄いオブジェのようである。
もう一つは新聞紙にくるまれその上にノシをつけた酒である。
宮大工の泰平が年賀に持ってきたものだ。
新聞紙でくるむという世界は百姓の世界では生きているが、職人の世界でも残っているんだね、きれいに包装してあるものより何倍もいとおしく美しい。
いとおしいといえばヒヨコの声だ。
ヒヨコといっても生後3ヶ月、かなりでかいがまだピヨピヨ鳴いている。
日暮れ後に軒下で薪を切っていたら真っ暗な小屋の中で身を寄せ合い静かにピヨピヨと鳴いている声はとても愛らしく感じた。
憎たらしいやつもいる、馬鹿猫トロだ。
一年前に白血病と猫エイズで瀕死の状態であったので、買い餌を与え、トイレ砂も常備するようにしかたなくしたが、これがなんといまだに生き延びている。
幼き頃より超とろいのでトロなのだが、具合が悪いのか、怠けているのかがはっきりしないので対応に悩む。
各部屋にある障子の猫通路を先代の猫たちはヒョイとぬけてきたが、トロはいつももがきながらぬけているが、先日がきどもの食べ残しを食ったあとを見つけトロと目が合ったとたん、はるか上の穴をヒョイと跳び越して逃げた。
日時: 14:44 | パーマリンク
■ 2008年01月06日
さあ、着物をしまうべ
すきっと晴れ、寒さも適当で風穏やかな誠に気持ちの良い正月が続く、昨年の異常気象に苦しんだ百姓たちをねぎらっているように思えてならない。
今年は温暖化に続き燃料、資材費の高騰に加えて、限界部落問題や食料自給率などが騒がしく議論され、農家は振り回されそうだ。
山奥の集落は効率悪いから町に移住させよう、大きな農家にだけ所得を保証しようと一年前は騒いでいたが、参議院選挙の後政府はがらっと方針を変え農村票の奪還に躍起だが、全て一時しのぎであり、将来の国の形は何一つ提示されていない。中国、ロシア、アルゼンチンでは農産物の輸出規制を始めた。
石油に向けられていた投資は確実に穀物を襲い、高騰し、一般市民もこの国危うさを肌で感じよう。
農水省も食料確保は困難と発表し3月までに対策をまとめるという。
その中で現状のように買いあさり、大量の食品廃棄を続けると貧しい国が更に飢えるとも発表したが、何を今さらと思うが、よく言ってくれた。
本格的仕事初めの今朝から、初めて作った大豆を煮ている。
味噌の仕込みだ。
妙に自給率などの問題が浮かんでくる。
この正月に見たテレビの中で竹を自給の柱とした雲南省の誇り高き山村の民の暮らしが一番心に残っている。
山口の宇部でも廃棄された10㌶の広大な茶園を二十代前半の2人のレゲエミュージシャンが復活させようと汗を流しているという記事もOK。
日時: 12:35 | パーマリンク