▼ブログ帰農人

知る人ぞ知る真澄屋のあちが綴る週間コラムです。「街を耕す八百屋:真澄屋」と、無農薬農園「真澄農園」を経営。子供は6人。


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血なまぐさい導き

 仲間の遺産の農機具を引き継いだ。
最新式の米作りの大型機械たちだ。
42才、有機で頑張り地域をリードする役わりを持った男だったのに、堆肥撒きの機械に洋服を巻き込まれて窒息死はあまりにもあっけなかった。
農作業はほとんど1人でやっていた。
連れ合いもノータッチ、息子は3歳、後は婆ちゃんだけ。
農家をたたむしかなかった。
へたすりゃ代々の家も潰れる。
婆ちゃんの顔を見るのも辛い。
変な縁だ。
田植機を以前もらったが、買い換えた新しいのも来てしまった。
田んぼはそんなに広くないので田植えも1日ですみ、稲刈りなども数日だけだが、高い機械を買い込んでいる。
畑仕事を最優先したかったのだろう。
食い散らかしのような片付けが追いつかない資材たちにその多忙が見える。
何で仲間を作らなかったんだ、かあちゃんにもやらせなかったんだ、なんも引き継げねえぜ。
以前彼からもらったワラ切り機で仲間が指をなくした。
機械のせいじゃないと捨ててはいない。
利き指を失った仲間は10年後の今再び帰農の計画を立てていると先日連絡が入り、一つの供養を終えたと思っていたのに、今度は事故があったブロードキャスターも引き取るかもしれない。
それも供養か?。
雨の合間に機械収容の為のハウスを大急ぎで立てていたら、ひょいと圭太が現れ手伝ってくれた。
あの世で導いていやがる。