▼ブログ帰農人

知る人ぞ知る真澄屋のあちが綴る週間コラムです。「街を耕す八百屋:真澄屋」と、無農薬農園「真澄農園」を経営。子供は6人。


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■ 2007年04月28日

俺、雷に打たれて死ぬかも

 いよいよ代かきが始まった。
田に水を入れ、平らにならす。
土が落ち着く数日後が田植えだ。
「あーあ、始まっちまった」と、これからの苦労がどっと肩にのしかかる。
水の抜けない田んぼ作りが最大の悩み、あちこちにちらばる20数枚の田んぼに足しげく通うのはとても難しい。
除草剤を使わない田んぼでの水管理の失敗は、苦労を数十倍増やす誠に危険なものだ。
国の政策は、有機農業を推進せよ、放棄される田んぼを集約し米の値段を半値にせよ、という命令が出されている。
環境を良くし、関税問題を無くし車などを売るためだ。
街の人たちのエゴが田んぼに押し寄せている。
無農薬での米作り、数年で確立し、広めたいと意気込んで始めてが、12年目にしてこのざまだ。
全然自信がもてない。
でも深い田んぼ用に買ったキャタピラートラクターで出かける時は、助けに行くぞの気持ちが沸き、「この世の幸せのためえーに」とサンダーバードの歌を決まって思い浮かぶ、気持ちは救出武器を載せた2号、泥だらけでの帰りの道は戦車に乗ったサンダース軍曹、コンバットだ。
このところ天気が乱れ、雷がいきなりやってくる。
ちょと隠れて仕事を継続させていたが、今日のはやばかった。
原爆でも落ちたかの様な厚く黒い雲がいきなり広がりだした。
これはヤバイとさすがに逃げ帰った。
でも面白かった。

日時: 12:19 | パーマリンク



■ 2007年04月22日

田んぼに水が入りだしたよ

 やっと寒さが和らいだ。
米の育苗プールのトンネルも昨夜から開けっ放し、もう一週間もすれば田植えが始まるもの。
それまでに畑の植え付けを済ませなければと最高に忙しい日々が続く。
先週せっちゃんの親父さんが動脈瘤破裂で何の予兆もなく突然亡くなった。
男2人兄弟の長男、責任が重くなった彼の稼ぎを早く多くせねばいかんね。
イッシーも含めて3人とも「ててなしご」になった。
年齢を感じるなぁー。
彼の代わりをカオが担ってくれた。
昨年半年働いていたので仕事が速い。びっくりする。
彼女も向かえ入れられる体制を作りたい。
いずれは世界の旅人を手伝いとして迎え入れるようにしたいねとみんなで話し合った。
 キヨスクなどで売られている「ウエッジ」という経済月刊誌がある。
20日に出た今月号に俺の記事が出ている。
良質な社会を求めようとする異色な雑誌で新幹線のグリーン席に常備されているそうだ。
取材の時には、どんな立場で話せばいいのか戸惑って、あとで反省しかり、でも記事は大変上手にまとめてある。
なんかすごくかっこいいぞ。
若い編集長のA氏は頭の回転が良く、夢を持ち続けられる優しさと強さを感じた。
このような雑誌があることがとても嬉しい。
一度読んでください。
豆炭を二つコタツに入れた。
これが最後かな。

日時: 10:55 | パーマリンク



■ 2007年04月16日

カラスが好きになれない俺

 畑周辺でカラスの死骸を数多く見かけた。
あのオヤジさんが毒を置いたんだ。
前にもやっていたもの。
その前にうちの堆肥が臭いと文句言ってたっけ。
住居近くの堆肥の散布などは慎重にしてるが、それ以外の田畑でも百姓たちは「臭せー、臭せー」と大騒ぎすることが良くある。
何で百姓仲間に言われるのか頭にきていた。
これはコンプレックスなんだな、俺たちも小さい時「八木の学校いい学校、あがってみたらクソだらけ」、なんて、農業地区を当たり前に馬鹿にして歌っていた。
農家には余りようもないきれいな車が目立つ、外出用だ、街に出るときはともかくきれいにしてゆく様子も強く感じる。
馬鹿にされ続けてきたんだな。
雑草がいっぺんに伸び、種をつけるこの次期、毎日のように除草剤をまく姿を見かける。
年々多くなっている。
負の連鎖だ。
大変な中農業を続ける姿に、何の文句もつけられない。
雑草、虫、鳥は敵なんだ。街も同じだもの。
そんなことを考えながら畑作業をしていると、植えつけたばかりのズッキーニの苗が数十本抜かれていた。
カラスが遊んだのだ。
急いで植えなおし、水をやり、トンネルをかけていたら、目の前でカラスがまた抜いている。
さすがに頭にきてカラスどもに石を投げた。
当たらなかった。
カラスをどうしても好きになれない心を見透かされたようで悔しかった。

日時: 11:00 | パーマリンク



■ 2007年04月08日

日本は何に怯えているのだろう

 このところ農政がきな臭い。
米韓の通商交渉を見て、車や家電の輸出を維持拡大する為に「農業は邪魔だ」の声が大きくなっている。
この4月より受付を開始した4㌶以上の農家のみへの支援策は農業振興の為の政策ではなく、数年後に外米の関税を撤廃した時のショックを和らげる為に緩和策でしかなく、自給率も40%から20%に下がることも明白だ。
山間地の荒廃もにも抜本的改革は出せず、補助金には天下り役人が群がり林道開発費などでかすめとる。
自然災害を軽減し、鳥獣類の世界を取り戻す為にも絶対必要な広葉樹の拡大もえんとして進まず、花粉症対策の花粉が少ない杉などに転換しているのはもはや犯罪行為である。
我が市内の農政も全然だめ、書類を作ることだけの役わりで、俺たちは目の上のたんこぶで煙たがられている。
市内にある塩漬けの市有地を菜園化する計画を断られた日は最悪の日であった。
何をやってもうまくいかない。家族とも。
その夜、亡きおふくろが病院でロボットのような終末医療の状態になっている夢を見た。
「こんな姿にさせてごめん」という感情と同時に、希望のない生命維持をさせない為にも、遺書作りの普及の拡大が浮かんだ。
次の日、種屋で母と俺との恩師であるM先生に出会えた。
元気で何より、その日より運気は好転した。導きかなぁー。

日時: 11:05 | パーマリンク