▼ブログ帰農人

知る人ぞ知る真澄屋のあちが綴る週間コラムです。「街を耕す八百屋:真澄屋」と、無農薬農園「真澄農園」を経営。子供は6人。


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春はきらいだったのに

 この冬は糀の仕込みを10回以上した。
中々これは最高というものができず、温度や湿度の調整、水の浸し時間、仕込み量等を変えながら様子を見、また幾つもの参考書を再読し、確かめながら毎回挑戦してきた。そして今朝ようやく満足のいくものがやっと完成した。
発酵過程の微妙な湿度と温度のバランスに秘密はあった。
どの本にも詳しくは書かれていない。
ヒントはある。
でもやっと見つけた。
これで、人に教えることができる。
様々な失敗の中で見つけた原理だもの。
タクアンの失敗からも多くのことを学んだ。
太いものは裂いて干せばいい。
これは山形の漬物風景から、干せない時は塩漬けにしてから漬け直せばいい、これは雑誌から。
何かいい方法はといつも考えていれば、見えてくるものである。
そして今日はこの冬最後の味噌の仕込み、早朝かまどの世話をしているとウグイスの鳴く練習が聞こえてきた。
あーあ、我が家の冬は今日で終わったとしみじみ感じた。
漬物に糀にドブロク、餅つきに味噌、ハーブティ、まき割りに炭、練炭、豆炭、どれとの付き合いも、この一冬でより良いつき合い方を学んだことを今改めて思う。
がむしゃらに百姓生活を求め続けて11年、ようやく実が結び始めた感じがする。
これからは大忙しの春、追いつかず失敗におびえる春は嫌いだったが、今朝のウグイスは違ってた。