▼ブログ帰農人

知る人ぞ知る真澄屋のあちが綴る週間コラムです。「街を耕す八百屋:真澄屋」と、無農薬農園「真澄農園」を経営。子供は6人。


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■ 2006年09月24日

彼岸の別れ話

 台風が大陸の乾いた風を連れてきた。
全てが乾いて気持ちが良い。
稲刈りも機械に詰まらないし、乾燥機や籾摺りもさわやかに進む。天日干しの米もあっという間に乾く。やはり稲刈りはこの次期だよな。
でも稲刈りをしているのは俺たちだけだ。
暗渠が整備されていないこの地域はやはり秋の長雨が怖いよな。仕方ないだろう。
残るは深い田んぼの2枚だけ、ご褒美のような秋風の中最後の困難をゆっくり楽しもう。
先日嫌な人間関係の集約日があった。
請負の田んぼの米を届けた後、1表少ないだろうとの泥棒扱いを受けた。
米を作ったことのないその家の息子がとてもうるさい。
今年はみんな1割少ない。
わかってくれない。
昨年も何度も電話で喧嘩をした。
でも昨年も今年も続けてくれという。
でも断ろう。どの仕事もみんなの幸せにつながると思えるから大変でも続けられるんだ。
業者を紹介しよう。
その晩、米を送るにのに久々にK急便に行ったら、以前散々苛められた受付のおばさんがまだいた。
サイズや重さに厳密すぎて、今回も全部計るという。
あーあ。他の社員が辞めさせた。
役所仕事の権化みたいなこの人と離れて清々していたのにと帰って話になる。
これであと店で長年問題児のKさんがきたらすごいね。
やっぱりきた。そうゆう日なんだ。
前世では深い関係なんだろうが、とりあえずさよならだ。

日時: 21:25 | パーマリンク



■ 2006年09月17日

トラブル、騒音、不登校

 何故こうもそろって不登校気味になるのであろうか、中一のくるみも始まった。
ちゃんと熱まで自由に出せるのだからたまらない。
休ませているとぴったり出ない。
子どもの社会環境や学校内の問題のせいばかりにもしてられない。。
幸いにして下の2匹は学校が大好きで、積極的に宿題をこなし忘れ物もしない。
これは我が家にとっては革命である。
6人が全滅ではなくてほっとしている。
問題児だった兄ちゃんたちも社会に出てからはとてもしっかりしていて、自慢の息子たち。
くるみもたぶん大丈夫だろう。見守るしかないのだ。
不登校の子も4人目となると、だいぶ余裕も出てくる。
絆は深まることは確かだもんね。
雨に悩まされる稲刈りはやはり大変だ。
農振地区ではないので水を吐く暗渠が整備されていないので、9月のの大雨はつらい。
どの機械も深くはまりまともに走らない。
よくはまって往生するが慣れたもんでイッシーと2人で難なくあげられる。
でもやはり体と心にダメージは残る。年だろう。
幸いにして2人の頼もしい新人スタッフと協力的な家族がいるのでこの10年よりはるかに楽だ。
乾燥機は夜も回しっぱなし、騒音はかなりのもの、今もジェット機に乗る夢を見て起きてしまった。
マサは玄関で寝ている。文句は言わない。ありがとう。

日時: 22:34 | パーマリンク



■ 2006年09月11日

機械あっての百姓だ

 ハウス横の大きな土手のむこうに堀がある。
水きわにはコンクリートの垂直な壁があり、2mくらい水面と離れている。
水田用のポンプでその水を上げるのは今までの経験上手間が大変かかると思い、井戸を掘る計画を立ててこのところ聞きまくっていたが最低でも50万くらいの費用がかかりそうだ。
工面するのは困難で悩んでいた。
そんな中、堀から水を上げた例を3回聞いた。
やってみるべと細心の注意を払いトライしてみたら、あがった。
乾ききったキュウリの畝はあっというまに水浸しになった。
後は配管を工夫すれば何とかなる。
これで栽培の未来はいっきに明るくなった。
スイッチ一つの設備と違いそれなりの工夫は必要だが、百万の投資が消えたことで一機に気が楽になった。
「機械はありがたい」と母方の精農のジサマがよく言っていたこと思い出す。
稲刈り時の今、機械は大活躍するが、構造が複雑なのと、ほこりや水分などの要因が絡み故障やトラブルとは常にとなりあわせ。
刈り取り束ねてくれるバインダーでは古い紐はだめだとわかっていながら足りないので使ったらやはりだめ、束ねそこないが多く出て、結局時間を大いに浪費、本を読み返すと、油が抜けてくずが溜まるとある、確かにくずだらけきれいにすると上々、勉強だ。

日時: 22:31 | パーマリンク



■ 2006年09月02日

かたちだけの稲刈り

 その日、桃太のバイクに乗り16号を白井まで走った。ダンプを借りて生ゴミ堆肥を運ぶためだ。以前桃太はこの道通勤し、バスに巻き込まれた。
久々のバイクだったので多少怖かった。
昼ごろマサから電話があり、北海道の「子どもの森」に参加している桃太が11月まで農場で働いてくるとのこと。
働きながら、悩みながら、でも夢をつかみきれない、まじめで無口な17才、心配だった。
北海道での数ヶ月の仕事はまさに旅である。
ものすごくいい経験だと思う。
その日仕事を終えて畑から帰る時、月がきれいだった。
桃太、良かったねとの思いが急にあふれ、涙。
 今年の稲刈りは遅い。
百年に一度の異常気象の年にしてはよく育ったもんだと思う。
穂長が短く背丈だけが長い。もやし状態。
まだ充実し切れていないのに、いつも気の早い花輪地区が待ちきれなくて刈り出した。
始まるとみんなそわそわ、台風とか色々な要因が頭をよぎり待ちきれなく始めてしまう。
小規模の米作りは完全に赤字、せめて苦労だけはしたくないとの思いが支配する。
きれいな小金色に色づく前にみんな刈り始めるだろう。
棄農への歴史がまた一つ刻まれそうだ。
世界的な農業の衰退も現実、心が重くなる。
でも北の地の貧乏農場で桃太が働いている。よし。

日時: 20:43 | パーマリンク