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知る人ぞ知る真澄屋のあちが綴る週間コラムです。「街を耕す八百屋:真澄屋」と、無農薬農園「真澄農園」を経営。子供は6人。


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千年の引継ぎその1

 ちょうど穂が出始めた7月末、田んぼへの水の供給が止まる。
今度はすぐに水路の掃除「堀ざらい」の共同作業が各部落である。
秋の稲刈り時に乾いて気持ちよくコンバイン作業ができるように水路全体の草を刈り、クワでさらっていくという仕事で、8月の第一土日あたりで家から一名召集される、これない人は3千円払う、北小屋の部落では40人位集まる。
大体夏の日きわまる風もない日で、休むにもまるっきり影がない。
2時間で300坪の田んぼ200枚の水路がきれいになる。
参加者も平均70位、ほとんど不平も立てず元気にこなす。
昔にくらべりゃら、こんなものへでもねえ、と言うような百姓千年の根性が感じられ大好きな行事であり、毎年積極的に参加してきた。
7月はじめ話が来た、「堀ざらい、全部引き受けてくれねえかなぁー。」
組合の代表のYさん。
1本の水路1万5千円で7本で10万5千円でどうかな、安いかなぁ、とのこと、半分くらいならできるがと断った数日後、「半分だけやるって部落の中で面倒くさいでしょうから、全部やるよ。」と承諾の電話をした。
水が止まった日からすぐに作業を始めた。
幸い、曇り空が続いた、今だ、苦労は10分の1ですむと張り切った。
T氏に途中報告、「きれいだね。」とのお墨付き、続く。

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