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知る人ぞ知る真澄屋のあちが綴る週間コラムです。「街を耕す八百屋:真澄屋」と、無農薬農園「真澄農園」を経営。子供は6人。


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田んぼの助っ人に十年

連休突入、田んぼは代かきと田植えで大忙し、こちらも、さあ、いくぞーと代をかきはじめたとたんに、回りの百姓たちからうちの田んぼの代をかいてくれと、いっせいに注文が入ってきた。
みな深い田んぼである。
今年の春は田んぼが乾かなかった。
最悪の状況であった。
トラクターは深みにはまる危険性代である。
かといって小さい耕運機で大変な作業をする気力も出ないのは米が安いからだ。

この地域の米作りは各農家の営農面積が狭すぎて儲けにはならない、しかたなく米を作っている。
だから手間をかけたくない。

昨年買った深田用のキャタピラー式トラクターをみんな注目していた。
どのくらい働けるんだろうか、勿論こちらも意識していたのでうまく仕事をしようと心がけていたが、田んぼを耕すのも、畔塗り機で畔をつけるのも、新しい機械に中々なれずようやく扱い方がわかりはじめてきたところだった。

みんな良く見ている。
他の田んぼを請け負ったこともわかり、「行ける」と思い一斉に声をかけてきた。

百姓たちの助っ人になりたいとの思いは十年をへてやっと現実になった。
できるかぎり良い仕事がしたい。
うちの田んぼは後回し。

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