見えない敵に
少しあせりすぎたかな、大変な田んぼへの堆肥播きや畔つけ、荒おこし作業を早くおわらせたく雪の前日も堆肥播きをしていた。
さっき雪解け水を流さねばと、畔を切ったら、堆肥の栄養をたっぷり含んだ色のついた水が流れていった。
もったいない。
有機質肥料はなるべく浅く、菌の素と共にすきこみ、鎮圧し土を固めると、温かい地表に、固めた為に浸透圧による水分が補給され、酸素の嫌いな発酵菌たちが元気になり、栄養分をアミノ酸等の酵素などに分解し、土の中をサプリメントだらけにすれば野菜は元気に育つという農法を徹底してみたいが、中々難しい。
畑が足りないので精一杯使う為に、残った茎や根を早く土に返したい、休耕だったの畑ゆえ草も多く、
つい深くきれいにすき込んでしまいたくなる。
つい回りの百姓の目を気にして「きれいな畑」を求めてしまう。
素敵な有機農業の実践をまわりの農家に認めてもらいたくてがんばっている心が空回りしている。
あせり過ぎているのだ。
「おめさんの畑はいつも汚いね」
と言われれば
「それで良いんでねぇか」
と話せばよいだけだ。
なにも見えない敵に戦い続けているよりはましだ。