印度の山奥で修行して
国内、国外の音楽がどのくらいの割合で聞かれているかの統計が新聞に出ていた。
日本では七割が国内産、米国で八割、印度では九割だそうだ。
貧乏ながら誇りを持って生きている印度の民は大好きである。
印度の山奥で五年間も音楽修行してきた日本人の友人がいる。
名前はコーロー。
シタールの弾き手としてトップではあるが誠に貧乏である。
以前はアジアの衣服などを販売したりしてしのいでいたが、練習する時間がさけないと、プロに徹してしまった。
印度の古典音楽は宗教そのものである。
全宇宙の神々しい旋律を導き出し祈りの生活を支える賛歌でもある。
日々神とのの会話が生活の中心におかれるヒンドゥーやイスラムの世界では修行者は大切にされる。
コーローは雪積もるヒマラヤの聖地で音楽の大聖人のもと修行を重ねた。
一音一音の中に祈りを込める。
印度の音楽家たちはそれをことごなげに演奏してしまうことに文化や歴史の深さを感じる。
物質に侵された日本人にはとても太刀打ちできない世界であると思われていたが、コーローは古典のCDを製作した。
大決断である。
演奏会を開きたいと思う。
二月か三月。またお知らせします。